フェイスブックページを開設することは常識になっていますが、それをうまく活用して成果を出している方は少ないようです。

一般的には、まず会社名だけのフェイスブックページを作り、友達へ招待を送ったり、自分のタイムラインにそのフェイスブックページを案内して、いいね!を集めます。

そしてその後はブログ更新案内や商品ページへのリンクなどを投稿をしていきますが、いいね!も増えずに、投稿へのコメントもないので、だんだんと更新もおろそかになる、そんな感じが多いようです。

成果を出している方は違ったやり方をしています。基本のポイントは大きく以下の3つです。
①魅力的なフェイスブックページ名
②読みたくなるような投稿と買いやすい専用のフロント商品
③フェイスブック広告の活用

まず①の「魅力的なフェイスブックページ名」について説明します。フェイスブックページ名を何も考えずに会社名だけにしてしまうケースが非常に多いようです。ページ名を会社名だけにしてしまうと、知人ならいいですが第三者が見たときにどんなお店なのかよくわかっていただけない場合がほとんどです。
フェイスブックページ名は見た瞬間に
・どのようなお店か
・どのような商品やサービスを扱っているのか
・他店とどのような違いがあるのか
・自分にどのようなメリットがあるのか
等の要素を入れる必要があります。

例えば、会社名が「田中商店」でフェイスブックページ名も同じく「田中商店」にした場合、会社名を見ただけでは、どんなお店なのかよくわかりませんよね?

仮に田中商店が、オーダースーツのお店で、ターゲットに対して、以下のようなメリットや他店との違いがあるとします。
・生地は100種類以上から選べる
・基本デザインが50種類以上ある
・58000円から作成できる
・最短5日で完成する
・駅から徒歩3分の立地

そうしますとフェイスブックページ名は以下のようになります。
「100種類の生地、50種類の基本デザインからオーダースーツを作成。最短5日、58000円から作成可能。○○駅から徒歩3分」
ただの「田中商店」と比べて、見た瞬間に受ける印象が違うと思います。

ここでポイントは会社名が入っていないということです。他に入れる文字が多い場合は、会社名の優先順位は低くなるので入らない場合も多いですが、問題はありません。

当然ターゲットが変わってくると、「100種類の生地」や「50種類のデザイン」等がその方のメリットと感じない場合もでてきますので、その場合はまた違ったフェイスブックページを開設する必要があるということです。

このような考えでフェイスブックページ名をつけることで、ページを見た瞬間にメリットを感じて、いいね!を押していただける確率が格段と高くなるわけです。

次に②の「読みたくなるような投稿と買いやすい専用のフロント商品」についてです。
記事は定期的に更新していく必要がありますが、ただ更新すればいいというものではありません。重要なのは内容で、自分が書きたい投稿ではなく、いいね!を押してくれた方が読みたい投稿にする必要があります。
読みたい投稿とは、市場調査や過去の投稿の詳細でクリック数などを見ながら判断していけばよいでしょう。また見出しや写真などを魅力的にすることも重要です。
商品やサービスの案内は、投稿の間に定期的にしていきますが、通常商品ではなく、専用の買いやすいフロント商品を作ることが必要です。

最後は③の「フェイスブック広告の活用」についてです。
現在フェイスブックページ自体や更新もタイムラインに出にくくなっています。いいね!を押した方ですら、その方のタイムラインにでるのは、現在10%以下と言われています。そのためにフェイスブック広告を使い、いいね!を集めたり、投稿も広告を使っていく必要があります。

フェイスブック広告はそれぞれポイントがあります。
フェイスブックページにいいね!を集める広告は、きちんとターゲットを絞って出す必要があります。エリアや年齢、興味関心などきちんと設定をします。
いいね!を集める費用は、1いいね!あたり30円から150円位が多いようです。

投稿の広告は、すべてに出すのではなく、いいね!を押している人だけに出すだけで良いです。この場合、投稿のエンゲージメント(投稿に対するいいね!、コメント、シェア、写真の表示など)の単価は4円から20円位が多いようです。

フェイスブックページは小さな会社で非常に効果的なものなので、ぜひ上記3点に注意して活用していただければと思います。

The loading screen of the Facebook application on a mobile phone is seen in this photo illustration taken in Lavigny

 

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