リスティング広告は初期設定が肝になります。
特に地域が限られた地域ビジネス(リフォーム業、結婚式場、士業、スクールなど)の場合、初期設定を間違えると本来見込めるアクセス数を得られないばかりか、無駄な広告費を払わないといけなくなります。
初期設定の違いだけで、アクセス数が3倍変わったり、同じ成約数を得るのに広告費が2倍違うなどということは少なくありません。
初期設定での致命的な間違いは登録キーワードの間違いとなります。
登録するキーワードは効果のあるキーワードを登録しなければいけません。しかしそのキーワード自体を主観で考えて抽出するため、実際のユーザーの検索キーワードと大きな相違がでてしまうのです。
画像の表は、ある地域ビジネスのサイトで関連のキーワードを数千キーワード設定して広告をだした場合の1年間のアクセス数や成約数、成約率などを集計したものです(申し訳ありませんが、数値の部分は許可を得ていないので公開できません)。
このような集計をいくつかのサイトで行い見えてきた傾向は以下のとおりです。
・ユーザーはこちらの想像以上にたくさんのキーワードで検索している
・ユーザーは何度もキーワードを変えて検索している
・ビックキーワード(リフォーム業の場合の「リフォーム」など)はアクセスはあるが、成約には結びつかない
・地域キーワードがついたキーワードの成約率は高いがアクセス数は少ない
・地域キーワードがつかないキーワードは成約率は低いがアクセス数は多い
などとなります。
ですのでキーワードの抽出は以下のような点に注意して行う必要があります。
・ビックキーワードだけではなく実際に検索されると想定されるキーワードをたくさん登録する
・2語、3語で構成されるキーワードもたくさん登録する
・地域名がついたキーワードもたくさん登録する
想定されるキーワードを調べるのに有効なサイトは以下の「グーグルキーワードプランナー」がおすすめです。
https://adwords.google.co.jp/KeywordPlanner
※要アドワーズのアカウント(無料)
この記事を書いた人
- ネットビジネス実践報告&事例研究会主宰
有限会社エヌディーシー代表
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