問題解決をする場合、基本的には「たくさんの引き出し」があった方が成功確率が高くなると言われています。しかし引き出しは「数」だけではなく、「大きさ」や「深さ」も大事になります。

「大きさ」や「深さ」はどんな定義かといいますと、「大きさ」は汎用性、「深さ」は応用性となります。

ですので、引き出しは「数」と「大きさ」、「深さ」の3つが大事になります。

「コンサルタント」での事例で説明させていただきます。

集客に悩み、解決策を必要としているAさん、Bさん、Cさんがいるとします。その方々に対して以下の3名のコンサルタントが問題解決のアドバイスをするとします。
①引き出しのないコンサルタント
②引き出しの「数」だけをもつコンサルタント
③引き出しの「数」と「大きさ」、「深さ」をもつコンサルタント

①の引き出しのないコンサルタントは
Aさんに対して「フェイスブックを活用しましょう」
Bさんに対して「フェイスブックを活用しましょう」
Cさんに対して「フェイスブックを活用しましょう」
というような、1つの方法でかつ抽象的なアドバイスになります。

②の引き出しの「数」だけをもつコンサルタントは
Aさんに対して「フェイスブックを活用しましょう」
Bさんに対して「リスティング広告を活用しましょう」
Cさんに対して「SEO対策を活用しましょう」
というように、先ほどよりは対策は増えますが、やはり抽象的なアドバイスになります。

③の引き出しの「数」と「大きさ」、「深さ」をもつコンサルタントは
Aさんに対して
「フェイスブックを活用しつつ、フェイスブック広告も活用して属性別にそれぞれのランディングページを作りましょう。それぞれのランディングページは購買検討期間が違うのでそれぞれのフォローする仕組みをフェイスブックとステップメール、リマーケテイングを中心に行いましょう。」
Bさんに対して
「リスティング広告を活用しましょう。キーワードによって広告文を変えて顧客獲得コストをコントロールして、リマーケティングもキーワードごとに設定しましょう。スマホも専用キャンペーンと広告文にし、より細かなリマーケティングを設定しましょう。」
Cさんに対して
「SEO対策を活用しましょう。競合状態をみて自社で取組可能なキーワードはコンテンツSEOを継続して行っていきましょう。顕在度の低いキーワードは検討期間が長くなるのでその後のフォローする仕組みをより考えましょう」
のようになりますね。

違いは分かっていただけたと思います。

これはコンサルタントからアドバイスをもらう場合だけではなく、自分自身でノウハウを学び対策をする上でも重要な考え方になりますね。

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