今年1回目ですので「2014年に小さな会社のWEBで必要なこと」について書いてみます。

ホームページを持っている「小さな会社」でまず必要なことは、フェイスブックでも動画でもホームページの修正でもなく「検索エンジンからの集客の仕組みの見直し」となるでしょう。それができた上で、全体最適の観点から他のさまざまな方法をチョイスし、目標に応じてやっていくことになります。

なぜ最もここが重要かといいますと「検索エンジンからの集客が圧倒的に多く、しかも質の高い見込み客を集客できる」からです。しかしながらほとんどの方がここが正しくできておらず大きなロスをしています。このような話をすると「ホームページの修正がまず最初ではないの?」といわれます。

ホームページ自体の問題は、訪問者数から問い合わせがある確率で判断することができます。それは1%で、100人訪問して1人の問い合わせがあれば合格ということになります。これを問い合わせのコンバージョン率といい、この数値をクリアしている方は多いので多くの方はホームページ自体は問題がないといえるのですね。

「集客の仕組み」は大きくは2つに分けられます。1つは「リスティング広告」もう1つは「SEO対策」になります。それぞれ説明します。

「リスティング広告」とは検索結果の画面の上部にだせる広告のことです。この「リステイング広告」の設定に関してですが、特に商圏が限られる小さな会社で「リスティング広告」をやられている場合、90%の方はやり方が間違っていて特に大きなロスをしています。

例えばリフォーム業の場合、「リフォーム」「キッチンリフォーム」「トイレリフォーム」など抽象的なキーワードだけを選び設定をしている方が大半でこれが大きなロスの元凶となっています。実際にはよりいろいろなキーワードで検索されているのに設定をしていないのですね。

まず商圏が限られる場合、検索する方は住んでいる地域の「地域名」もつけます。「リフォーム 名古屋」「キッチンリフォーム 名古屋」「トイレリフォーム 名古屋」という感じです。

また人によりさまざまな入れ方をします。「外壁リフォーム 名古屋」「キッチンリフォーム  l型」「トイレ ウオシュレット取り付け 名古屋」という感じです。

実はこの地域名をつけたものやさまざまな入れ方をしているものが含まれる2語以上で構成されるキーワードの検索数が全体に約80%になります。また比例して問い合わせも80%になります。すなわち「リフォーム」「キッチンリフォーム」「トイレリフォーム」など抽象的なキーワードだけでやっているのであれば、検索エンジンから集客できるであろう質の高い見込み客の約20%の問い合わせしか得られないということですね。ですので「リスティング広告」ではここの見直しが必要ということです。

「SEO対策」とは検索結果の画面で上位に表示するための対策のことです。去年まではグレーな手法でも上位表示されましたが、今後は正しいやり方が必要となってきます。それは「コンテンツSEO」というやり方になり、簡単にいうと効果の高いキーワードに特化したページを増やしていくことになります。

効果の高いキーワードはその商圏内の相対的(競合の状態)なものできまりますので一概にはいえません。感覚ではなくデータにより検証が必要となり、その為には「グーグルアナリティクス」などのアクセス解析というものが必要となります。アクセス解析が入っていなければそれを導入する必要があります。入っている方は、ホームページにきている人がどんなキーワードで来ているか見れる画面がありますので、そこでそれぞれのキーワードの「平均の滞在時間」などを確認してみると「効果の高い」キーワードが見えてきます。

重要なので再度繰り返しますが、2014年ホームページを持っている「小さな会社」特に商圏が限られる会社がまずやることは、フェイスブックでも動画でもホームページの修正でもなく「検索エンジンからの集客の仕組みの見直し」ですよ。

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